イマジネーションを心地よく喚起する、シンプルな線
シンプルな線なのに、見るもののイマジネーションを強く呼び込む官能的ドローイング。広告キャンペーンや書籍装画など様々な媒体を通じてその描画世界が大きなトレンドを創り出した、白根ゆたんぽさん。とぼけた愛らしさをもった軽みのあるポージングはどれも、とても高度に練られており、イラストレーションの枠を超えアートとして高く評価されています。 白根さんにはGALLERY SPEAK FORでの数度の個展実績もあり、2014年の仙台四郎展からずっと参加・応援いただいております。四郎の代表的な肖像を美しく描き出し、インクジェット出力+アクリル板へ圧着マウントした作品は、過去2回の展示でも大好評。本展のコンセプトを代表するアイコンになったとも言えます。今回は過去作を新しくリメイクした作品3種を追加出展していただくことになりました。
profile
イラストレーター。1968年、埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒業後、フリーのイラストレーターとなる。雑誌やweb、広告などで幅広く活躍中。最近の個展に「PACK!」(2019年、神宮前・タンバリンギャラリー)、「WEST PACK!」(同年、心斎橋・Pulp)など。手がけた広告に「hummet loves music」「PARCO SWIM DRESS」キャンペーンビジュアルなどがある。