ARTIST’S STORY 星野勝之

未来への空想をリアルに転化させる独自技法

デジタルイラストレーションで知られ、SF界をホームベースに様々な書籍の装画を手掛けている星野勝之氏。未来イマジネーションをリアルへ送り込むように日々制作しているアートワークは唯一無二のダイナミックな世界です。彼の創作の全ては3DCGで構築されたコンピュータ内マスターを2D化したもの。テンキーを使って回転数や角度を「入力して描く」という設計感覚の描き方からリアルなパースペクティブ感が構成されるのです。仙台四郎を描いた作品は、3DCGとアナログな手作業を組み合わせ長時間かけて制作された労作。翼をつけて宇宙まで飛び立ってゆく四郎を表現したものも。2019年に続き2020年でも好評2作が紹介・販売されます。

profile

ほしのかつゆき。1976年生まれ。日本デザイン専門学校卒。2000年よりイラストレーターとして活動を開始。’04年、’05年と連続して「装画を描くコンペティション」(ギャラリーハウスマヤ)に入選し注目を集めた。2012年、ASIAGRAPH CGアートコンペで入選する他、星雲賞アート部門には毎年ノミネートしている。最近の個展に「紫煙の未来へ」(2015年、GALLERY SPEAK FOR)など。今野敏、池上彰、赤川次郎、神林長平、海堂尊などをはじめ、年数十冊の書籍装画を手がけている。

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