ARTIST’S STORY 松尾たいこ

仙台四郎の心は仏や童心。その心の中を絵に。

第3回めの開催となる本展へ初めてご参加いただくのが、アーティストでイラストレーターの松尾たいこさんです。モチーフや風景に魔法のフィルターをかけるように、グラデーション感をあえて使わない塗りの美しさだけで表現する絵が有名。一見ポップでゆったりした童画的技法なのに、事物のより複雑な陰影までを見るものに想像させてしまうという味わい深さが最大の魅力です。今回は一般的な仙台四郎像からあえて離れ、彼の「心の中」を絵にしてみたという松尾さん。その描き下ろし原画をもとに、精密な再現性を誇る版画工房で手掛けていただく限定ジクレー版画を制作・出展いたします。

profile

広島県呉市生まれ。約10年の自動車メーカー勤務を経て32歳で上京。1998年よりイラストレーターに転身。大手企業の広告などにも多く作品を提供、手がけた本の表紙装画は300冊を超える。角田光代や江國香織との共著やエッセイも出版。イラストエッセイ「出雲IZUMOで幸せ結び」(小学館)「古事記ゆる神様100図鑑」(講談社)を発表するなど、神社や古事記にまつわる仕事も多い。それらの経験を通じ、火・風・水・土など森羅万象に神が宿るという古代日本の概念に共感し作品での表現を追求中。最新刊は「ゆる神様の神社ナビ ころころ古事記」。現在、東京・軽井沢・福井の三ヶ所を拠点に活動している。

https://www.taikomatsuo.com