身近な材料つかう風雅な立体作品
和紙や新聞紙、段ボール、木材など身近な材料をもとに、人形を作るというより立体的なイラストレーションを展開しているのが、つだかおりさんです。絵画的な美しさだけでなく、民芸品的な癒やしの要素、そして祈りにも似た対象への愛情がその一作ずつに込められています。第2回の仙台四郎展では、合計20個以上の張り子人形を出展。高さ24cmのものから、8cm程度の小さなものまで、もちろん1点ずつが手作り。様々なサイズの四郎人形が座布団つきで発表され、その多くが会期始まってすぐまたたく間に売約となりました。好評を受け、第3回展のためにまた25個の新作を制作いただきました。
profile
宮城県石巻市生まれ、東北生活文化大学卒業後、仙台を中心に作品を発表。木や紙を使った作品、張り子や粘土で人形や小物作品を創作している。2017年、ギャラリーカフェ Cross Road(蔵王町)にて個展開催。ギャラリーSARP(2018年)での4人展などグループ展にも多数参加。宮城県登米市在住。